オーラルヒストリーとは関係者から直接話を聞き記録をまとめる歴史研究の一つの方法で、筆述で明示化されなかった事実が浮き彫りになると言われています。今回、リサーチャーの学生当時の指導教官の先生方と、オンライン勉強会の一環で場所を起点としたオーラルヒストリーを実施しました。先生方は、1970 年代に指導教官と学生だった関係で、現在は、共に東京大学名誉教授です。コロナ禍で外で直接お会いすることができない中で、馴染みのある秋葉原を CoMADO でおしゃべりしながら巡り、電気街の風景から当時の研究に関わるハプニングや機材調達のこと、当時と今を比較した街の変遷をオーラルヒストリー的視点で記録しました。