企業や行政が住民と協力し、新しい技術やサービスの開発づくりを行うリビングラボというアプローチがあります。住民と共創することで、従来のインタビューやマーケティングリサーチで把握しづらかった、潜在的なニーズや価値を発掘できるメリットがあります。
本レシピでは、住民が普段見ている何気ない風景や無意識的な行動の中に潜むまちの魅力を住民と協力しながらリサーチを進めます。大型の商業施設や観光産業としての伝統ではなく、地域の暮らしに根ざした文化や歴史といった魅力を発見することができます。
普段見ている何気ない風景から街の魅力を発見する
企業や行政が住民と協力し、新しい技術やサービスの開発づくりを行うリビングラボというアプローチがあります。住民と共創することで、従来のインタビューやマーケティングリサーチで把握しづらかった、潜在的なニーズや価値を発掘できるメリットがあります。
本レシピでは、住民が普段見ている何気ない風景や無意識的な行動の中に潜むまちの魅力を住民と協力しながらリサーチを進めます。大型の商業施設や観光産業としての伝統ではなく、地域の暮らしに根ざした文化や歴史といった魅力を発見することができます。
住民が普段過ごしている地域を対象にフィールドリサーチを実施します。住民が CoMADO を使って歩きながらまちを紹介し、その他の参加者はオンラインで参加しながら、気になったモノやシーンを指差しして住民に問いかけを行います。フィールドリサーチ終了後、Miro ボードに作成された調査ノートを見ながら、特に印象的だった写真を選定し、関連するストーリーを付け加えます。最後に、まちのマップに写真とストーリーを配置したら、まちマップの完成です。
01
10 分
チェックイン
02
10 分
実施概要の説明
03
15 分
CoMADO の接続テスト
04
60 分
フィールドリサーチ
05
35 分
振り返り
06
5 分
チェックアウト
振り返りサポートツールは、CoMADO レシピ「住民参加型でまちマップをつくる」のステップ 4 で実施するフィールドリサーチの結果分析とまとめのためのフレームワークが掲載された Miro ボードです。サポートツール内の手順に沿って振り返りをすることで、記録写真からストーリーを引き出し、最終的にまちマップを作成することができます。
サービスデザインを軸にしたデザインファーム ACTANT 代表。ACTANT FOREST 共同主催。ビジュアルコミュニケーションデザイン、メディア論、文化人類学の観点から、自然との共創をテーマにしたデザイン活動を行っている。
所属企業:株式会社 ACTANT
本レシピを実践することで、ガイドブックや観光サイトには載らない、まちの文化や歴史を知ることができます。「ステップ 4 フィールドリサーチ」では、住民がプレゼンターを交代しながら中継しますが、偶然、中継先が同じ場所の同じオブジェクトになったとしても、異なるエピソードを聞き出すことができるので問題ありません。あえて同じ場所を紹介してもらっても面白いかもしれません。
フィールドリサーチの実施場所は、参加いただく住民の方が毎日通る場所など、なるべく日常に接している場所の方が振り返り時にストーリーを引き出しやすくなります。
参加者がスマートフォンやウェブツールに不慣れな場合は、参加者とリサーチャーのみ現地で参加し、その他の参加者 (クライアントなど) はリモートで参加するなどハイブリッドで開催することも可能です。