ウェビナーでメタバースの講演を行う講師から、オンラインで大学施設内にあるリアル 3D アバターを制作する設備の紹介とデモを CoMADO で行いたいとの依頼がありました。Zoom での会議の様子を YouTube で配信するという形のウェビナーで、アバター制作のための設備など機材の説明や質問をその場で CoMADO で指差しをしながらやりとりすることで、リアルな見学会のように紹介したいとの要望でした。
CoMADO を使った現地の見学の様子を Zoom で配信
ウェビナーでメタバースの講演を行う講師から、オンラインで大学施設内にあるリアル 3D アバターを制作する設備の紹介とデモを CoMADO で行いたいとの依頼がありました。Zoom での会議の様子を YouTube で配信するという形のウェビナーで、アバター制作のための設備など機材の説明や質問をその場で CoMADO で指差しをしながらやりとりすることで、リアルな見学会のように紹介したいとの要望でした。
本プログラムは 1 人のプレゼンターとスタジオ設備の管理者が見学施設に待機し、ウェビナーの講演スケジュールにあわせ、講演者と関係者が CoMADO に入り、施設見学をオンラインで行います。その様子を Zoom の画面共有機能を用いて CoMADO に参加していない人たちに配信します。
01
30 〜 60 分
事前準備
施設のロケハンをする。何を見せるのか、デモの流れを決め、デモで移動するエリアで Wi-Fi、Bluetooth ヘッドセットの接続状況を確認する。Bluetooth ヘッドセットは本番環境では、音声通信と CoMADO の画面共有のため Zoom が起動した PC に接続されているので、PC と Bluetooth の距離や障害物により途切れることがないよう確認する。
02
10 分
事前接続テスト (当日)
本番前に Zoom が起動されている PC で CoMADO を開き、画面共有、遠隔会場と見学施設間の音声でのやりとり、指差しができ、Zoom 内で画面共有ができることを確認
03
15 分
本番
ウェビナー講義 60 分中の後半、デモの時間になったら CoMADO の画面を共有し、スマートフォンでオンライン施設見学開始。施設周辺を紹介しアバタースタジオ内に入り無指向性マイクのミュートを切り施設管理者と共にスタジオ内の設備の説明を CoMADO で行う
東京大学大学院先端学際工学専攻学位取得 博士 (工学)。専門は UI/UX、VR。CoMADO 開発メンバー。人生 100 年時代の働き方をアップデートすることを目指し、九州大学を退職し 2021 年 (株) zeroinon 設立。代表取締役社長。
最初に Zoom のウェビナーの中で行う施設見学のデモで CoMADO を使いたいと相談があったとき、Zoom だけを使う方が良いのではと思ったのですが、Zoom ではできない指差しがあることで、施設にいる説明者は指差しをしながら施設の紹介をすることで説明が格段にやりやすくなり、参加視聴者もわからないことをすぐに指差ししながら聞けるなど、一方的な説明にならずオンラインでもスタジオ施設の理解が深まり、施設紹介者、視聴者双方の方々から好評いただきました。
施設見学中に Wi-Fi が途切れないようにロケハンが必要です。広い設備などで Wi-Fi が途中で切り替わる場合は、再度 CoMADO に接続し見学を続けるなど工夫しましょう。
無指向性マイクを使うことで広い範囲の音を拾うことができますので、現地に複数に CoMADO 参加者がいる場合は共通のマイクでコミュニケーションが可能になります。