仕事は見て盗め

リモートワーク時代のスキルアップのためのリサーチレシピ

リモートワークを取り入れている職場では、これまでのように隣のデスクの同僚の仕事ぶりを観察して色々な仕事のヒントを得ることが難しくなっています。とは言え観察させてもらうためにわざわざ出社してもらったりすることも難しいものです。相手が遠隔地で勤務している場合などはとくに。このレシピでは CoMADO を使った仕事のノウハウ発見を提案します。あなたが気になっているデキる同僚を誘って、どうやって仕事を進めているのかを観察調査しましょう。

キーワード
チームビルディング、ワークスタイル

CoMADO だからできること

  • 普段見ることが難しい職場の同僚の働き方が分かる
  • チームで働き方を観察調査することで自分では得られない発見ができる

こんな方へ

  • 新しい仕事に取り組む必要があるが進め方に迷っている人
  • ホームオフィスで効率的な仕事の進め方を模索している人
  • チームメンバーとこれまでとは違う方法で関係性を構築したい人

プログラム

このレシピではデキる同僚のデスクの上やパソコンの画面などといった気になるポイントを撮影させてもらい仕事の風景を観察します。どんなことを知りたいのかテーマを絞って 1 時間程度でコンパクトに実施します。CoMADO で実際の働き方を見せてもらいながら、気になるポイントがあったら指差しなどで記録を残しましょう。作業途中で話しかけて気になるポイントを深掘りしたり、作業に集中してもらって記録をもとに後ほど詳しく話を聞いたり… レシピをアレンジしながら試してみてください。

目安時間
210 分〜 (計画、調査実施、振り返りを含む)
目安人数
2 〜 6 人
用意するもの
CoMADO ルーム、Miro ボード、インターネット環境、スマホ (あまりものがベスト)、スマホ用三脚 (あれば)

進め方

  • 01

    30 分〜

    調査を計画しよう

    協力者のリストアップをしたり、どんなことを知りたいのかをまとめたりなど。 もし職場にリサーチに関わる方がいればその方に相談してもよいでしょう。このレシピのサポートツールとして資料を用意してありますので、 よければご活用ください。

  • 02

    30 分〜

    関係者を誘おう

    調査に協力してくれる方や一緒に観察調査をしたい方、振り返り会を実施する方など、調査に関わっていただきたい方に依頼をして承諾をしてもらいましょう。協力者への依頼はサポートツールでテンプレートを作ってありますので、よければご活用ください。

  • 03

    30 分〜

    調査の準備をしよう

    協力者の方に CoMADO を使えるように準備していただいたり、目的に合わせてスマホの設置場所を決めていただいたりなど、調査の準備を行いましょう。 調査内容によっては実際の業務上の資料を使うことが難しい可能性もあります。 その場合は、ダミーの資料を用意するなど協力者と相談して段取りを進めてください。

  • 04

    60 分〜

    調査を実施しよう

    実際に仕事の流れを観察させてもらいましょう。知りたい内容や観察調査の実施方法に合わせて CoMADO を使いましょう。サポートツールの「調査内容詳細」を決めておくことが役に立ちます。

    例えば後で解説をしっかり聞くのであれば、実際の調査では調査協力者に作業に集中してもらい、観察者は「指差し」や「ハート」、「ふせん」機能などを使って、後で解説を聞くきっかけになる記録を残すことに集中しましょう。

    もし調査協力者の方に解説してもらいながら観察する場合は観察調査を複数人で実施し、メモを残す人を決めておけるとしっかりと記録を残すことができます。

  • 05

    60 分〜

    振り返り会を実施しよう

    サポートツールで計画した振り返り会を実施します。 調査協力者に解説してもらったり、同僚と一緒に Miro の記録などを確認して気になったポイントについて深掘りしたり、議論したりしましょう。 発見が得られたら、そのまま Miro ボードを使って発見できた内容をグループ分けして整理したり、抱えていた課題について ブレインストーミングを行って解決策をみんなで考えてもよいでしょう。

サポートツール

リサーチを実施する際には計画をまとめることが役に立ちます。このサポートツールでは調査計画書のテンプレートをご準備しました。基本的には各項目を埋めていくことで調査実施に必要な内容が検討できるようになっています。Miro ボードに貼り付けられたドキュメントをダウンロードしてご利用ください。

「仕事は見て盗め」サポートツール

レシピを考えた人

小山田 那由他

Nayuta Oyamada

コミュニケーションを設計する人。デザイン思考、コンテンツデザインのスキルを生かしサービスデザイナーとして企業・行政のサービス開発・改善やデザイン組織化支援を支援。武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所客員研究員。人間中心設計専門家。

所属企業:株式会社コンセント

コメント

コロナ禍以前には比較的簡単にできていた同僚の働き方から学ぶということが最近は難しくなりました。そういった状況を解決するために CoMADO が有効活用できそうだと考え、このレシピをつくりました。過去の経験上仕事がデキる人にもいろいろなタイプの方がいると思います。うまく手書きのメモを使ったり、ショートカットを使いこなしていたり。このレシピが働き方について考えるきっかけとなれば嬉しいです。

コツ・ポイント

計画を立てることや様々な方に参加していただくことのハードルを下げるために、サポートツールをご用意しましたので、必要な方はぜひ使ってみていただければと思います。また CoMADO はリサーチコミュニティを構築する活動でもあります。ご不明点やご意見などフィードバックをいただけると大変嬉しく思います。いただいたご意見は今後のコミュニティ構築のために役立させていただきます!


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